haru0331kun’s blog

主にインフラや地方自治について書きます。

千日前線改造案

 

千日前線は、桜川〜鶴橋間で近鉄と並行しており、輸送量では近鉄に完全に負けている。難波や日本橋など一等地を走る割に乗降客数が少ない。

ここで地図を見たらわかるが、

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終点の野田阪神から少し線路を伸ばせば阪急のターミナル駅、十三駅に着く。

 

千日前線と阪急は線路幅は同じ、集電方式さえクリアできれば直通運転が可能である。

 

さて、話は変わるが、

近鉄鶴橋駅は乗降客数が阿部野橋に次いで同社二位。の割にはホームは狭く、ラッシュ時にはホームが大変混雑する。

 

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個人的には地下化し、ホームを現行の2面4線から3面6線にすれば良いと思う。

 

以上の話をまとめると、

千日前線

野田阪神〜十三まで伸ばす。

近鉄鶴橋駅のホームを地下化する。

 

ここからがメインの話題。

 

今、近鉄大阪線って上本町で終点になり、日本橋や難波には鶴橋で奈良線に乗り換える必要がある。

また、難波〜名古屋・伊勢を結ぶ特急は、基本的に鶴橋〜名古屋・賢島間は大阪線の線路を使うが、難波〜鶴橋間は奈良線の線路を使っている。

 

奈良線快速急行毎時3本、急行3本、区間準急6本、普通6本、計18本が走る超過密路線であり、難波〜鶴橋区間はそこに毎時2本の名古屋行き特急と1本の賢島行き特急が加わっている。奈良線をこれ以上増便しようとしても、特急があるため増便が難しい。

 

また、鶴橋駅のホームに入る前に特急は奈良線から大阪線に転線するが、これがダイヤ乱れのもとにもなっている。

 

というわけで、難波〜鶴橋の間において、大阪線の線路が必要だと考える。もし大阪線の線路が有れば、特急が奈良線のホームに来なくて良くなるし、奈良線もダイヤの自由が利きやすくなる。また、鶴橋駅での奈良線大阪線の線路転線がなくなるため、ダイヤの乱れなども少なくなることが予想される。

 

ではどこに線路を引くか?

 

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そう、千日前線の線路を使えば良いのである。

大阪メトロから買取、千日前線の線路を改造する。千日前線自体はホームは8両編成を想定しており、ホーム延伸自体は若干の改造で済む。

 

パンタグラフは新たに設置しなければならないが、千日前線四つ橋線御堂筋線などに比べ、建設年数も遅いし、そこまで手間がかからないとは思う。

 

 

さて、近鉄大阪線千日前線の線路を買い取り、鶴橋〜十三へ向かう。

 

そして、ここが今日のメインポイント。

 

十三から阪急神戸線に直通させる。

 

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阪急からしたら、今まで難波など大阪のミナミのエリアに行くことが課題だった。近鉄と阪急が手を組めば悲願だった難波や日本橋など、ミナミのエリアに進出できる。さらに、奈良や三重など、遠方からの客数増加が期待できる。

 

阪急は今後、十三〜うめきた駅に線路をつなげ、なにわ筋線に直通するらしい。しかし、阪急は線路幅が1435ミリに対してなにわ筋線は1065ミリ。十三〜うめきた駅では新しく1065ミリの線路を敷き、車両も新造しなくてはならない。

 

さらに、なにわ筋線は南海とjr の運転が主となり、阪急直通にはあまりダイヤが割り当てられないのではないか?と想像する。

 

それよりかは、俺が提案したように、線路幅がは同じ近鉄と直通した方が車両の改造もしなくて良いし、ダイヤも増やせる。

 

 

車両の長さがネックか。阪急=19メートル、近鉄=21メートルと違う。

しかし、2008年に阪神近鉄奈良線が直通したときも、阪神=19メートル、近鉄=21メートルと車両の長さは違ったが、現在でも両線は直通運転を支障なく行なっている。

その経験があるので、車両の長さの問題はクリアできるのではないか。

 

 

奈良線阪神線と、大阪線阪急神戸線とタッグを組み、直通運転を行う。

 

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ただ、阪神奈良線の場合は、奈良と神戸というら需要の高い都市同士を結んでいるが、阪急と近鉄の場合は、神戸と名張五十鈴川という、三重の田舎を結んでいるから、奈良線ほどの需要は見込めないかもしれない。しかし、河内国分など、東大阪から一本で神戸に出れるようになるのは大きいのではなかろうか。

 

話はこれで終わらない。

今度は切り離された、鶴橋〜南巽の間の話に映る。

 

鶴橋〜南巽は乗降客数こそ少ないものの、生野区の鉄道空白地帯を埋める重要な役割を果たしてはいる。廃止するにはもったえないが、しかし、同区間だけでは地下鉄を運営するほどの乗降客数は見込めない。

 

ならば、線路は取り払う。しかし、地下の駅設備やホームは改良した上でそのまま残し、、線路を道路に変換する。そこにバス専用システム=BRTを走らせてはどうか?

 

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地下空間なら渋滞の心配もないし、定時制も見込める。また、トイレの心配もいらない。

 

鶴橋〜南巽のBRTは一般道ともつなげ、バスの運行ルートが柔軟に建てられるようにする。このようにして、生野区の住民の足としてしっかり守っていく。

鶴橋では近鉄線と乗り換えがしやすいようにする。

 

以上の構想をまとめると、

千日前線野田阪神〜十三へ伸ばす。

近鉄鶴橋駅を地下化し、ホーム拡張およびホームの数を増やす。

千日前線の鶴橋〜十三の線路を近鉄が買取、改造する。

④十三から阪急神戸線とつなげる、近鉄と阪急の直通運転を行う。

⑤残された鶴橋〜南巽区間において、駅の設備はそのままにし、線路を取り払う一方、道路を整備する。そこに専用バスを走らせ、生野区の足としてしっかり守る。

 

こんな感じの構想です。

こうしたら、千日前線を有効活用でき、さらに神戸〜難波〜三重・名古屋にまたがるビッグネットワークを生み出すことができる。